これは、中学受験全般にも言えることですが、模試を解くときの時間配分と解く順番の目安。
これは非常に重要になってきます。
もちろん、解く順番は中学受験生各自の得意不得意にもよるので、自分の一番やりやすい順番にアレンジすることも必要です。
また、問題によって目安となる時間もそれぞれ違うので、実践しながら自分に合った時間配分を見つけるようにしよう。
例えば、国語に関して言えば、長文読解が複数ある場合、連続して解くと集中力が切れてうまく行かない人は、先に1つめの読解を制限時間内で1つ解き、漢字や語句・慣用句などの知識問題をはさんでから別の読解問題に移るのも1つの手です。
とにかく、時間切れや手つかずを絶対に回避するように、
効率よい順番と時間配分で全ての問題を解くことが大事です。
どうやっても終わらない場合は、算数などでいえば、大問1つを捨てるのも確かに1つの手ですが、正直言ってそのような捨て大問がある時点で、その学校の算数の問題では合格点を超えるのはなかなか難しいと考えた方が良いです。
算数の大問1つを捨てるということは、全体の点数が100点満点から大きく下がってしまうということ。下がっても、残りをほぼ完璧に答えれば高得点は取れるけど、終わらないという人は普通算数が苦手ということだから、ほぼ完璧に取ること自体が難しいはずです。
その結果、大問を捨てる人は、全部解く人よりも、圧倒的に不利になることは言うまでもありません。